ベルゲン最古の建築はブリッゲから一つ奥に入った通りにある。
西正面
ベルゲンに駐在したドイツ商人たちが1130年代に建てた。城塞と共に町で数少ない石造建築で、ノルウェイのロマネスク建築はスターヴ教会が有名であるが、オスロ、ベルゲン、トロンハイムなどに石造建築が多少残存している。ベルゲンの市街は火災が多かったというので、有事には、シュパイアー大聖堂のように商品の保管倉庫になっていた。 聖堂西正面はドイツロマネスクから装飾を全て落としたような印象で、同じ時期のファサード(リンブルクのザンクト・ゲオルク大聖堂やアンデルナッハの教区教会)と比べると、双塔の垂直性が強調されている。 |
東側、内部と同様矩形で終わる。つぎはぎは様々な時代を経ていることを物語っている。
扉口は母国のスタイルにノルマン(イギリス)が混ざっているように見える。
柱頭彫刻、フランスの同類に比べると素朴、あとは摩滅してよくわからない。
ウルネスやボルグンでみた、素晴らしい様式はここでは見られないようである。
Norge romansq |