極北のロマネスク

北欧に梨はなし?
 どこを探しても洋梨は見あたらなかった。長く滞在している人に聞いてもそういえば見たことない、という答え。りんごの木はフレイアの地らしく多く見かけたが洋梨の木は一本もない。スーパーで初めて見つけた洋梨はオランダからの輸入品、その代わりフランスやドイツで見たことなかった洋梨入りミネラルウォーターやサイダーがあった。

 11〜12世紀に建てられ、いまなお現存している木造の特異なスタイルをしたノルウェイのスターヴ教会のことは、以前から本を通して知っていた。いつかは行ってみたいと思っていたが、ようやく行くことができた。
 調べてみると、ソグネフィヨルドに集中しているのでラルダールを拠点にするのが良さそうに見えた。しかし、個々の教会へのアクセスはたいへん悪そうである。前に訪れたスイスのミュスタイルもアクセスは悪かったが今回はそれ以上である。

ソグネフィヨルド、ラルダール周辺(Google mapから)
 世界最長のフィヨルドであるソグネフィヨルドは日本からの観光客も多く、フィヨルドの最深部にあるラルダールはソグネフィヨルド観光の拠点というよりも中継地として利用されている。パックツアーだと、午後にオスロ(およそ6時間かかる)よりバスで到着してディナー前に付近を散策、翌早朝(大体7時くらいにはもう消えていた)ベルゲンに出発、というのがパターンらしく、ラルダールに3日以上滞在するのはたいへん珍しいそうである。このラルダール村にボルグンのスターヴ教会があり、しかも世界遺産になっているウルネスのスターヴ教会も近くにあることはツアーでは全く紹介されてないらしく、ホテルにあるパンフレットを見て初めて気が付いた、というツアー客も多い。

ウルネスのスターヴ教会 ラルダールから北に約30km、直線距離でいくと何ということのない距離であるが、ここへ(自分で車を運転しない限り)行くには、ラルダールからバスでソグンダールへ行き、そこから更にスキョルデン(ここに一時期ウィトゲンシュタインがフィヨルドに面した山小屋を建てて住んでいた)方面へ行くバスに乗り換える。途中Solvorn(ウルネスの対岸)で降り、フェリーで対岸まで渡る。バスの本数は少ないので運悪く逃すとその日は帰れない可能性もある。

ボルグンのスターヴ教会(正式には聖アンドレアス教会) ウルネスに行くよりは簡単で、ラルダールからバスで行くことができるが1kmほど離れたバス停で降りることになる。

 ウルネスの村は多くの果樹が植えられ実も大きく育っていたが、りんごしか見あたらず洋梨はなかったのが残念であった。
 


スターヴ教会、ウルネス 聖アンドレアス教会、ボルグン

聖母教会、ベルゲン
Mariakirken, Bergen

     

inserted by FC2 system