夜毎闇の奥底で、 神は一刻の休みなく、 さかしげな指先に 形さまざまな悪夢を描く ボードレール、「悪の華」

驚くほど多様な姿をしたさまざまな像が、 数多くいたるところにあるために、 修道士は書物よりも大理石を読み解こうとし、 神の掟を黙想するよりも、 日がなこれら奇怪な者を一つ一つ 愛でていたくなるだろう ベルナルドゥス、「ギヨーム修道院長への弁明」 冥界に住む一切のものたちが、どうやら勢揃いして入口を固め、暗い森や人を寄せつけぬ絶望的な荒野の番人となって、ティンパヌムの中央に坐せる者の出現を待ちかまえていた。 エーコ、「薔薇の名前」

創造前夜に 神の見給うた夢であり、 神がまさに作らんとするものの 恐るべき素描なのである フォション、「ロマネスク」

サン・ピエール教会内陣の彫刻群（ショーヴィニー、ポアトゥー） カイザードームの彫刻群（ケーニヒスリュッター、ニーダーザクセン） ヨハネの黙示録の怪物たち

天使　悪魔　デフォルメされた人間　怪物　グリーンマン　犬　寓意的な像