Parital Romanesque

ぶぶんロマネスク


シント・バーフ大聖堂(ゲント)
Sint Baafskathedraal, Ghent.
「ゲント祭壇画」で有名な聖堂。地上部分は完全なゴシックであるけれども前身である1150年頃につくられたクリュプタは中央部分が取り残された恰好でのこっている。シュパイアーのクリュプタと比較すると少々野暮ったい。この部分を核に15世紀までの間順次拡張された。アーチを支えるずんぐりで青味がかった柱はトゥルネィ産の石材を使用している。赤地の壁画は15世紀の作。フランドルのイコノクラスムを生き残った。クリュプタは聖堂宝物館(「ゲント祭壇画」を除く)になっていて、この部分の周りに展示されている。

←発掘調査されたプランをもとにした想像復元図。交差部はミュールバッハの聖堂に似ているようにみえる。交差部に塔があるのはフランドルではたいへん珍しいけれどもプランからわかるのであろうか。ロマネスク期の聖堂は100年ほどしてゴシックに改築された。クリュプタに辛うじて東側の輪郭がのこっている。


ノートル・ダム・ド・ラ・シャペル(ブリュッセル)
Eglise Notre-Dam de la chapelle, Bruxelles.

ブリュッセルで最も古い聖堂。袖廊とアプシスの一部は12世紀のものである。


聖母教会(ブリュージュ)
Onze Lieve Vrouwekirk

 様々な様式が同居する聖堂。主な部分は13世紀で塔(122m)などの一部にロマネスク様式がみられる。イタリアの聖堂のように塔が独立しているのも珍しい。内陣にブルゴーニュ突進候とその娘(マキシミリアン1世の妃)マリーの墓所があり、その下には12世紀の貴族が埋葬されていて、ガラス越しに墓室が見えるようになっている。


大修道院(シント・トルィデン)

現存は塔のみ


ザンクト・ゼルバルドゥス教会(ニュルンベルク)
Sankt Sebalduskirche

二重内陣型の東側内陣。最初はロマネスク様式で建てられ、14世紀に拡大された。


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