ライン川のロマネスク、北から南へ

Romanisch Rhein


ボン Bonn
ボン大聖堂
Münsterbasilika Sankt Florentius und Cassius, Bonn

ベートーヴェンが生誕しシューマンが終焉(近郊)した地、旧西ドイツの首都。末期ロマネスクの代表的建築。

シュヴァルツラインドルフ Schwarzrheindorf
ザンクト・クレメンス教会礼拝堂

ハイスターバッハ Heisterbach
ツィスターツィエンザー修道院聖堂

アンデルナッハ Andernach
教区教会
Pfarrkirche Maria Himmelfahrt, Andernach am Rhein.

 リンブルク大聖堂とほぼ同じか僅かに先行して建てられたので、いろいろと比較されることが多い。リンブルクで開花した要素の萌芽が随所にみられる(薔薇窓の存在や2塔西正面など)。交差部に塔を持たず、4塔型である。珍しくこの教区教会は広場(マルクト)に面して建てられてなく、町外れの城壁近くにある。ローマ都市のような古い起源の町は別として、町の中心に教区の聖堂が建てられるのが普通であるけれども時々このような例がある。シュパイアーも町外れである。

マリア・ラーハ Maria-Laach
ベネディクト会修道院聖堂

コープレンツ Koblenz

 モーゼル川とライン川の合流地点である「ドイッチュ・エック」に挟まれた町、メッテルニッヒの出身地としても知られる。ローマ時代に既に存在し、ロマネスク聖堂も多い。しかし第二次大戦中の空襲により殆どが破壊されている。ここはまた、「ライン下り」の終着点でもある。
ザンクト・カストール
Stiftskirche Sankt Kastor
フローリンス教会
SStiftskirche Sankt Florins
リープフラウエン教会
Liebfrauenkirche

コープレンツ〜バッハラッハ間
ボッパルト Boppard
Stiftskirche Sankt Severus
バッハラッハ Bacharach
Pharrkirche Sankt Peter

川岸の聖堂群

マインツ Mainz
大聖堂

ヴォルムス Worms
大聖堂
ザンクト・パウルス
Klosterkirche
Sankt Paulus
 大聖堂のすぐ近くにありとても小さい聖堂ながら、「西構え」Westwerkをもっている。1002年の起工で西側の円形双塔(左写真では一つしかみえない)はその頃のもの。Westwerkは1240年完成、この頃はドイツでもゴシック様式で建てられ始めていて、そのずっと以前にWestwerkはすたれている。知る限り最も遅いWestwerkである。薔薇窓の存在が「過渡期」を印象づける。もともと修道院の聖堂で現在はドミニコ会に属する。Sankt Paulsはクーバッハの本にも、ミシュランガイドにも掲載されていなかった。
ザンクト・マルティヌス
Sankt Martinus
 入口のティンパヌムは葡萄や葉の装飾的でややごてごてしたモティーフで飾られている。最近の傾向に反してこの聖堂の外壁は彩色されていたのを数年前の修復の時にすっかり落としてしまった。

シュパイアー Speyer
ザンクト・マリア・ウント・シュテファン大聖堂


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